こんにちは!株式会社JMDCでプロダクト開発部に所属しているフロントエンドエンジニアの末信です。
今年、JMDCではアドベントカレンダーに参加しています。
本記事は、JMDC Advent Calendar 2023 9日目の記事です。
9日目を担当するにあたって、12月9日は何の日だろう?と思って調べてみると、なんとパソコンのマウスが世に出回った日でした👀気になっているマウスがあれば新調したり、お手入れしてみてはいかがでしょうか?
さて、今回の記事では部署全体でおこなっている取り組み「組織改善スクラム」の紹介をさせていただきます!
組織改善スクラムとは?
組織改善スクラムとは、その名の通り、組織をより良く改善していくためのスクラムです!組織をよりよくしていくために必要な課題をチケット化して、アジャイル開発のフレームワークである「スクラム」を参考に少人数で短期間でサイクルを回して、課題に取り組んでいきます。
導入の背景
組織の変更
導入のきっかけとなった出来事として、組織変更があります。JMDCには多くのプロダクトが存在していますが、組織変更により複数のプロダクトチームが一つの部署になりました。
長く続いている歴史のあるプロダクトも多く、それぞれのチームで持っている文化も違うところがあります。しかし統合できるところは統合し、もっとよりよい組織を作るために部署全体をあげて改善していこう!と組織改善スクラムの取り組みが始まりました。
皆がスクラムに触れる機会をつくる
部署の中には、既にスクラムで開発しているチームもあれば、まだスクラムで開発したことがなく、これから導入しようと考えているチームも存在していました。スクラムで開発を行っていなくても、スクラムとはどんなものなのか、組織改善スクラムを通して雰囲気をつかもうという狙いもありました。
部署同士の交流
先ほど述べた通り、いくつものプロダクトが存在する為、同じ部署になったとはいえ普段は交流することがない方も多くいます。しかし、組織改善スクラムを通して、他のチームの方とも交流する機会を作り、風通しの良い職場にしていきたいという目的もありました。
組織改善スクラムは、1スプリントを2〜3名のメンバーで担当し、交代していくやり方で進めています。特に立ち上げ当初は、違うチームメンバーが交流できるように配慮してチームメンバーを決定していました。
実際にどんなことを改善しているの?
組織改善に関わることならなんでもやっていきます!
やっていることの例として、以下にいくつかあげてみました。
- チーム統合に伴う、会議や勤怠管理方法の統一
- 採用活動や対外活動の体制を整える
- Slack チャンネルの統合
- チャンネル名の変更、ユーザーグループの整理など
- ドキュメントの移行
組織全体に関わることもあれば、ドキュメント移行など一部のチームに絞った内容もあります。改善していきたいが一人では負担が大きく、なかなか時間が取れない課題や、チーム全体で方針を決めて取り組んでいきたい課題をチケット化し、優先順位をつけて組織改善スクラムで扱っていきます。
組織改善スクラムの実施方法
スクラムのメンバーは、2〜3人でスプリントごとに交代して担当しています。1スプリントを2週間とし、以下のようなスケジュールで進めています。
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
|
1週目 ※打合せ・作業の タイミングは自由 |
リファインメント+プランニング 参加者:メンバー全員 |
打合せ・作業 参加者:各ペア |
デイリースクラム 参加者:メンバー全員 |
打合せ・作業 参加者:各ペア |
打合せ・作業 参加者:各ペア |
2週目 ※レトロスペクティブ にコメント |
デイリースクラム 参加者:メンバー全員 |
打合せ・作業 参加者:各ペア |
デイリースクラム 次スプリントのメンバー募集 参加者:メンバー全員 |
報告・引継ぎ準備 (60分) 参加者:各ペア |
レビュー 次スプリントのスクラムマスターを決める 参加者:メンバー全員+次スプリントのメンバー |
組織改善スクラムとありますが、厳密にスクラムに則っている訳ではなく、必要最低限のスクラムイベントを行っている、という感じです。
(スクラムとは具体的にどのような方法で進めていくか、についてはここでは割愛させていただきますが、気になる方はこちらのスクラムガイドを読んでみてください!)
例えば、レトロスペクティブは Confluence にメンバーがあらかじめコメントを書いておき、それを見ながら振り返りを行うことで時間を短縮しています。本業と並行しやすいように、工夫しながらスクラムを進めています!✨
メリット
私が参加してみて、感じたメリットを以下に並べてみました。
普段一緒に業務を行わない人と話す機会ができた
導入背景でも述べましたが、普段業務でお話しする機会がない方と一緒にスクラムに参加することができるので、色々な方とお話しする機会ができました!2週間と短い期間ではありますが、今後各自の開発で相談があった時も、話したことがあるかないかでコミュニケーションの壁は大きく違ってくると思います。
参加してすぐに感じることができたメリットでした。
1人の負担を軽減しながら、みんなで組織を改善していけている
課題によっては1人に負担が偏りがちなものでも、スクラムで扱うことで1人の負担を減らしつつ、皆で組織改善に取り組んでいけていると実感しました。特に複数チームに跨るような課題は、コミュニケーションを取るだけでも時間がかかってしまいます。組織改善スクラムを通してうまくタスクを切り分ければ、いろんなチームのメンバーがスクラムに参加しているのでコミュニケーションもとりやすく、分担して作業を進めやすいというメリットを感じました。
普段触らない技術に触れることができる
私はフロントエンドエンジニアなので普段は React を触っていますが、Rubyスクリプトを作成したり、Google App Script に触れたりと、普段できていないことができ、とても良かったと感じています。エンジニア歴もまだ浅いので、触れたことのない技術に触れる機会があるのはとてもありがたかったです。
改善点
引き継ぎをうまく行わないと、余計な作業が発生してしまう
スプリントごとにメンバーを入れ替えているので、引き継ぎが発生する場合、うまく引き継げないと、次のメンバーがキャッチアップするのに時間がかかる場合があります。引き継ぎはスプリントが変わる際に行っていますが、作業内容によっては一人の担当が引き続き行った方がいい場合もあるので相談しながら進める必要があると感じました。
最近では同じメンバーが数スプリント跨いで作業することもあり、負担が重ならない程度に柔軟に対応していきたいですね。
まとめ
このように、組織改善スクラムを行うことにはたくさんのメリットがあります!課題点も少しずつ直し、組織改善スクラムをもっともっと良くしていきたいと思っています。
小さく始めることもできるので、組織改善していきたいけれど困っている方、進め方に迷っている方、スクラムを小さく取り入れてみたい方...など、ぜひ取り入れてみてください😄参考になればと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
終わりに
明日10日目は、高野さんです!お楽しみに♪
JMDCでは、ヘルスケア領域の課題解決に一緒に取り組んでいただける方を積極採用中です!フロントエンド /バックエンド/ データベースエンジニア等、様々なポジションで募集をしています。詳細は下記の募集一覧からご確認ください。
まずはカジュアルにJMDCメンバーと話してみたい/経験が活かせそうなポジションの話を聞いてみたい等ございましたら、下記よりエントリーいただけますと幸いです。
★最新記事のお知らせはぜひ X(Twitter)をご覧ください!