こんにちは!
株式会社JMDCのプロダクト開発部に所属している、フルスタックエンジニアの新井です。
保険事業をサポートするサービスの中でも、個人の行動変容を促進する通知サービスの開発に携わっています。
今年、JMDCではアドベントカレンダーに参加しています。
本記事は、JMDC Advent Calendar 2023 7日目の記事です。
記事の内容:WWWでレトロスペクティブ
(World Wide Web や「草×3」ではありません😉)
私の所属しているチームでは、昨年からスクラムを導入しています!
当初はレトロスペクティブのフレームワークとして「FDL(Fun Done Learn)」を採用していたのですが、マンネリ化してきたため、「WWW(What Went Well)」に切り替えました。
やってみたら良い感じでチームにフィットし、メンバーの反応も良好でした。
私自身もWWWを気に入ったので、本記事で紹介します。
WWW(What Went Well)とは
良く知られているKPT(Keep Problem Try)と同じ3文字ですが、振り返り観点の頭文字ではありません。
What Went Well は「うまくいったこと」という意味で、振り返り観点のひとつです。
他のフレームワークと似ていますが、
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What Went Well(うまくいったこと)
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To Improve(カイゼンしたいこと)
-
Action Items(やってみること)
という3つの観点でスプリントの振り返りを行っていきます。
実際の手順
まずはじめに、手順の参考にした記事を紹介しておきます。
ちょっとアレンジしているので、本来のやり方を知りたい方は以下を参考にしてください。
What Went Well Retrospective
what-is-what-went-well
what-went-well-retro
0.準備
棒線を縦に2本引いて、レーンごとに振り返り観点の見出しを書けば準備は完了です 😉
ツールは何を使っても良いですが、以降は付箋形式を想定しています。
※実際の線はもっと下に伸ばしてます
※今は色もつけてカラフルに 🌈
1.最初の15分で書き出し
レトロスペクティブの最初の15分を使って、
振り返りたい内容を書き出していきます。
あとでグルーピングしますが、この時点で寄せてもOKです。
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What went well に「うまくいったこと」を書き出す
-
To imporove に「カイゼンしたいこと」を書き出す
※スクリーンショット撮り忘れました 😂
※レトロスペクティブ全体が90分なのですが、ここはスプリント期間に合わせて調節してください。
2.読み合わせ
15分後に状況を確認します。まだ時間が必要な場合、必要な分だけ延長してください。
出そろったら、上から自分の書いた付箋について説明してもらいます。
説明を聞きながら、関連する付箋を寄せておくとGoodです。
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What wen well に付箋を置いた人が説明していく
-
メンバーはコメントしたり、高評価👍したりする。
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To imporove に付箋を置いた人が説明していく
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メンバーは感謝の気持ちをもって、積極的に検討する。
3.カイゼンする方法を考える
すべての説明が終わったら、改善につながるアクションを検討していきます。
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Action itemsにアイデアの付箋を置いていく
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アイデアに優先順位をつける
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次のスプリントで実施するものを確認する
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合理的であること
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実行可能であること
【WWW1回目の結果】
矢印を引いたので、なんだかフィッシュボーン図みたいですね。
一発目の開催では時間が足りず、優先順位付けまで出来ませんでした。
おわりに
FDLでレトロスペクティブを始めたときは、前向きな気分になれて最高!と感じていました。
しかし、回数を重ねていくにつれ、「改善要素をもっと検討したい」という意見が出てきたため、色々と比較してWWWを採用しました。
KPTに切り替えても良かったのですが、前向きな気持ちで臨みやすいフレームワークを採用したい!という個人的な理由で選択肢から外しました。
現在はもう10回くらいWWWでレトロスペクティブを実施していますが、前向きな観点の組み合わせと改善の検討しやすさに満足しており、しばらくは継続する予定です。
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明日8日目は、新保さんです!お楽しみに♪
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