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Tableau の代替BI、Graphic Walkerを触ってみた

こんにちは。株式会社JMDC 医療機関支援事業本部の隈部です。

今年、JMDCではアドベントカレンダーに参加しています。

qiita.com

本記事は、JMDC Advent Calendar 2024 6日目の記事です。 この後も記事をどんどん出す予定なので、チェックのほどよろしくお願いいたします!

普段はDPCデータを使った病院向けのWeb分析サービスを開発しています。

サービスではWeb埋め込み型のtableauを利用していますが、tableau以外のBIツールを触る機会があったので、この記事で紹介させてもらいます。

Graphic Walkerとは?

Graphic WalkerはKanaries社が提供するOSSです。tableauと同様、ドラッグ&ドロップ操作でデータ分析ができます。

Graphic Walker – Kanaries

こちらから、ブラウザ上で試してみることもできます。

https://graphic-walker.kanaries.net/

Graphic Walkerを触ってみた

データのインポート

データはCSV、またはjsonファイルを読み込めます。

import

今のところ、tableauのようにAWSに接続して、AthenaやRedshiftに接続はできないようです。

今回は東京都のオープンデータを利用しました。

https://portal.data.metro.tokyo.lg.jp/

データが読み込まれました。

import2

左側のField Listに読み込んだCSVのカラムが表示されています。

tableauと同様、ディメンションとメジャーに分かれています。

表・グラフの作成

試しに、地域別の人口のグラフを作ってみます。

tableauと同様にドラッグアンドドロップで項目を行と列に設定し、グラフを作成できます。

analysis1

ソートで昇順・降順で並び替えができます。

analysis2

フィルターから不要な項目を削除できます。

filter1

23区のみにフィルターで絞りました。

filter2

グラフの形状も切り替え可能です。線グラフや表形式にすることもできます。

table1

table2

その他機能

色の変更ができます。グラフに対して、細かく色をカスタマイズできます。

color1

大田区だけ色を変えました。

color2

ユーザー自身でグラフの色をカスタマイズできるのは需要がありそうです。

作成した表やグラフはCSVや画像ファイルとしてエクスポートもできます。 また、分析結果をjsonファイル形式で他の人に共有できるようです。

使ってみた感想

簡単なグラフや表を作成することはできそうです。

そこまで複雑な分析をしないのであれば、tableauの代替になりそうですが、少し複雑なことをしようとすると、難しいと思いました。

Graphic Walker上で独自の計算をしたり、複合グラフなどは作れないようでした。

ただ、無料でここまで出来るのはすごいと思うので、今後のアップデートにも注目したいと思います。

明日7日目は、高野さんによる「AWS Glueジョブ(PySpark)でデータ移行した話」です。お楽しみに!


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