こんにちは。株式会社JMDC データウェアハウス開発部の西川です。
今年、JMDCではアドベントカレンダーに参加しています。
本記事は、JMDC Advent Calendar 2025 14日目の記事です。
はじめに
JMDCの開発本部 データウェアハウス開発部 医療機関基盤グループの西川です。 現在は、JMDCが保有する多様な医療データを処理・活用するための基盤を開発・運用するチームに所属しています。
私は2025年1月に中途入社し、もうすぐ1年が経過します。 この記事では、私がこの1年間で何を学び、どのような経験を積んできたのかを振り返るとともに、JMDCのデータ基盤チームに興味を持ってくださっている方へ、チームの雰囲気や成長機会について共有できればと思います。
1. 入社を決めた理由
私がJMDCを選んだ理由は、自身の関心分野と、今後のキャリアにおける技術的な目標のためです。
私は大学で理学療法学(リハビリテーション)を専攻していたこともあり、医療分野におけるデータ活用に興味があります。特に、医療現場で発生する複雑なデータを深く理解し、専門的なドメイン知識を身につけて業務に活かしたいと考えていました。
また、前職では主にオンプレミス環境でのシステム開発・運用を担当しておりましたが、データエンジニアとして技術を高めていきたいという思いから、クラウド基盤での実践的な経験を積みたいと考えていました。 そんな中、以下の点でJMDCに強く惹かれました。
クラウド基盤での成長
AWSのクラウド基盤上で、データエンジニアとして成長できる環境であることに魅力を感じました。医療データの魅力
レセプトやDPC、調剤データといった代表的な医療データを扱うことで、専門性の高いドメイン知識を深く身につけたいという目的を達成できると思いました。モダンな開発・運用環境
IaC (Terraform) や CI/CD、dbtを用いたデータモデリングなど、前職では経験できなかったこれらの技術を活用した開発・運用の経験を積むことができ、技術的な成長ができると感じました。キャリアパスの明確さ
面談を通じて、JMDCには「データスペシャリスト」というキャリアパスが存在することを知りました。技術だけでなく、ドメイン知識やビジネス理解を深めながらデータの価値を最大化する役割は、まさに私が目指したい姿であり、ここでならその基礎を築けると感じました。
2. 入社後に感じたギャップ・印象
入社前は「大きな組織の基盤チーム」というイメージでしたが、実際にはいくつかの良いギャップがありました。
企画から運用まで一気通貫で関われる体制
私が所属しているチームでは約10名で複数のデータ基盤の運用、開発を行っています。ここでは特定の工程だけでなく、企画から開発、運用までデータ基盤のライフサイクル全体を担当します。広い視野を持ってデータ基盤の改善に取り組むことができ、個人の裁量が大きいと感じました。経験豊富なメンバー
チームの年齢層は比較的高めで、技術的にもドメイン的にも深い知見を持つ経験豊富なメンバーが多いことに驚きました。テキストベースのナレッジ共有とドキュメント文化
私は週3日リモートで勤務しており、情報共有はSlackでのやり取りが中心です。また、ドキュメントはConfluenceに集約されており、過去の議論のログやナレッジがテキストで蓄積されているため、後からキャッチアップしやすいと感じました。フラットな関係性
役職ではなく「さん付け」で呼び合う文化があり、非常にフラットな関係性だと感じました。
3. チャレンジと成長
成長を実感した経験:「未経験技術」への挑戦(AWS・IaC・CI/CD)
セキュリティ強化のプロジェクトを担当し、そこでクラウド(AWS)、IaC (Terraform)、CI/CD (GitHub Actions) といった、これまで経験のなかった技術スタックに初めて本格的に触れました。 社内で導入されているGeminiやGitHub Copilotを活用して主体的にキャッチアップを進めつつ、自分だけでは解決できない部分については経験豊富な先輩方にサポートをいただき、やり遂げることができました。
dbtによるデータモデリングの学習
データスペシャリストキャリアのチーム内で発足した「dbt勉強会」にも参加しました。JMDCではデータ基盤にdbtを活用し始めており、この勉強会を通じて、データモデリングやテストなどの基礎的な使い方など、モダンなデータエンジニアリングのプラクティスを学べたことは大きな収穫でした。
また、『データマネジメントが30分でわかる本』を題材とした輪読会も行い、データマネジメントの基本的な考え方をチームで学びました。今後もこうした学習を継続し、データスペシャリストとしての専門性をさらに高めていきたいと思います。
4. キャリアパスの多様性
私が所属するデータウェアハウス開発部には、メンバーが自身の目指す方向性を描きやすくするための指針として、大きく分けて5つの「キャリアモデル」が提示されています。 これらは固定的な枠組みではありませんが、専門性を高めるためのモデルケースとして活用されています。(※2025年12月時点)
- データスペシャリスト
- プロジェクトマネージャー
- テックリード
- アーキテクト
- エンジニアリングマネージャー
なぜ「データスペシャリスト」を選んだか
私はその中で「データスペシャリスト」を志望しています。理由は、技術的な専門性を持ちつつも、それ以上に「データの価値を最大化する」ことに興味があるからです。
医療データの基盤において、ドメイン知識は非常に複雑です。そのため私は、データスペシャリストとして「医療ドメインのデータと関連マスターを深く理解し、ビジネス側の意見に基づき最適なデータ設計・整備およびデータ基盤管理を推進する」ことが重要だと考えています。
そのため、ドメイン知識、基盤の運用、最新技術(dbtなど)、そしてビジネス要件を横断的に理解し、データ利活用の橋渡し役を目指しています。
5. 学習環境
医療データおよび個人情報の取り扱いや情報セキュリティに関する知識習得
会社としてドメイン知識の習得をサポートする文化があり、一般的な医療データ知識や社内マスターに関する内容に加え、個人情報の取り扱いや情報セキュリティに関する勉強会動画も社内で公開されています。
これにより、複雑な医療データの構造や、業務上不可欠な個人情報保護、情報セキュリティの知識を効率的にキャッチアップできる環境は、非常に大きな魅力だと感じています。
6. 今後の目標
まずは、データ基盤の安定運用を担保しつつ、自動化やメタデータ管理を強化し、より堅牢で使いやすい基盤を目指します。 その上で、データスペシャリストとして、ドメイン知識と技術を武器に、JMDCのデータが持つ価値をさらに引き出すための活動に注力していきたいです。
おわりに
この1年は、まさに「データスペシャリスト」としての土台を築く1年でした。 技術的な成長はもちろんですが、医療データのドメイン知識をさらに深めていきたいと思います。
この記事が、当社に興味を持っていただいた方にとって、入社後の働くイメージを膨らませる一助になれば幸いです。
明日15日目は、三井さんによる「年間数千万円のコスト削減が見えた。RedshiftからSnowflakeへの移行PoCをやってみた話」です。お楽しみに!
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